2010年10月19日

サウンド・リサイクル

慣れ親しんだパッケージにくるまれて流通していた音楽ではなく、もっと生々しく立ち現れ、さまざまな人のもとへと伝わり再生と複製を繰り返しときに解体もなされ、やがてはリサイクルされて、再び立ち現れてくる、そういったサイクルに放り出されてもなお存在し続けるサウンド、かつてジャズを基準にヒップホップを酷評した評論家に向かってマックス・ローチが言い放った「もっと大きなサウンド」

原雅明「音楽から解き放たれるために、21世紀のサウンド・リサイクル」
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ