2010年10月16日

「ある」

アリストテレス

「ある」には「可能的にある」場合と、「現実的にある」場合がある。

はじめから球根は「可能的には花であった」
「可能的にあった花」が現実化し「現実の花」になった。

森羅万象すべては目的をもち、目的をめざしている。

目的は手近なものから、遠くのものまで連鎖している。
「ダイエット」の目的は「健康」に、「快適な暮らし」にと繋がり、連鎖の最後は「幸福」がある。

「幸福である」とは「よく生きること」
「よく生きる」とは「自分のもっている可能性を全開にし。現実化しきって生きること」

「可能的にある」ものは、現実化を憧れている。

「現実的にある」ことは「完成度の高いあり方」で「善いあり方」

第三のあり方として「欠如的あり方」がある。

現実化を望むことがなく、目的を持つことがない、「欠如状態にある」ものこそ「悪」のもと。
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