時間をかけて書いて、著者の思考のまとまりを結論として束ねて、それをじっくりと読む。十年後、本棚から取り出して確認できる。そのスローなよさは、いつまでも失われない。そのスローさの反対に、ブログやツィッターがある。結論じゃなくてもぱっと発言できる。書いたらすぐ読んでもらえる。すぐリアクションがくる。
「速い、軽い、流れていく」って利点のブログヤツィッター。
「遅い、重い、流れない」っていう利点のスローな本。そのあいだに電書がある。もうひとつ選択肢が増えた。
米光一成 「誰でも作れる電子書籍~今すぐできる制作から販売まで~」