アリストテレス
「人間」は、「理性的動物」であり、「ポリス的動物」
「理性的動物」は「観想的生活」を営む。
理性的部分の持つ一番の力は、「神」のもつ「思惟(深く考える)力」
「神」にならって「人間」が「観想的生活」を行うことが一番の「善」
そのとき「人間」は「ポリス的動物」である必要はない。
共同体は、人間の究極の幸福、善く生きることの現実化、「観想的生活」のためにつくられる。
法律とそれが守ることになっている正義。
法律とは、そのときの正しい行いを他人との関係で命じるもの
その人その人の能力に応じた報酬を定める公平性
財貨の交換などの経済活動における公平性
この二つの公平性も正義に一面
理想的ポリスは「通じる言葉を持てる規模」
「言葉をもつ」とは、快苦を主張するものではなく(それなら鳴くだけの動物にもできる)、有益無益、正不正を主張できること。
「通じる言葉をもつ」人間は「理性的」「ポリス的」と規定しうる。